





















カッパドキアは全体が世界遺産だったが、パムッカレの石灰棚は限られた石灰棚それ自体が世界遺産だ。普段は裸足になってそこに入るのが許されている。しかも指定され限定された場所だけある。この世界遺産の中に太鼓を持ち込んでの公演が特別に許可された。
当初はすぐ近くにある円形劇場での公演が予定されていたが、太鼓の音で壊れては困ると中止になり石灰棚になった。結果としては最高の場所であった。真っ白い雪の上のような場所で、温泉水が流された棚田のような池は青い水をいっぱいにたたえ、神秘の世界が広がる。
準備が進むうちに観客が集まり始める。カッパドキアの公演の教訓を生かし、休憩なし2時間の公演にレパートリーを組み替える。太鼓だけでなく踊りを踊るので、衣裳の着替えが頻繁にはいるから、休憩なしの演奏はかなりキツイがみんな頑張る。観客はどんどんふくれあがり終わる頃には2000人が取り囲む。ステージといっても特別に空間が指定されているわけではないからどんどん前に入ってくる。どの演目にも大きな拍手が続く。中野七頭舞も、エイサーも、御陣乗太鼓も、ぶち合わせ太鼓も、どれもみんな食い入るように見てくれる。ここでも最後は秩父屋台囃子。終わると2000人が立ち上がる。休憩なしの演奏は見事に成功した。座り込んだ人たちは最後まで立ち上がらなかった。
終わった後のビールのうまかったことといったら、そういえばドイツの時もそうだったねえ。最高でした。
それは病人が出たこと。ちょっと強行軍だったこともあるし、暑さのあまりついつい水の飲み過ぎ、それにオリーブ油が合わなかったという人もいたりして、おまけにカッパドキアからに12時間移動でバスの冷房に当たった人もいたようでした。それでせっかくトルコまで来たのに肝心の公演に出演できなくなった人もいたのだ。これが何より悔やまれること。仲間の出演を悔し涙で見ていたことでしょう。それにホテルで天井を見ていた人もいたのです。